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平林 遼 指揮者
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2018年2月3日土曜日

2月3日 本日、最後の練習のポイントメモ

2月3日 本日、最後の練習のポイントメモ
ショスタコ1楽章
・練習番号27、打楽器、コントラバスpizz、出来ればTubaも大きめ。戦争の喧騒を表現することが第一優先。
・同じくこの練習番号の、トランペットは付点リズムにもアクセントついているが、二部音符のアクセント大事。憎しみをこめて。
・練習番号32の2つ前、指揮が2つ振りに変えたいと同時に、気づかないくらい、うっすら若干テンポ上がる、32からのテンポ感を2つ前からうっすらと準備、指揮に注視。
2楽章(曲のコンセプト、政治家風刺のカリカチュア・戯画。思いっきりこき下ろす、馬鹿にする。志村けんもビックリのふざけ倒し、皮肉と風刺の塊、作曲者の復讐)
・管も弦もだが、付点リズムの道化師みたいなメロディー、休符をしっかり入れて走らない。(練習で度々やったところ)
・練習番号64、2つ前などのアクセントの後のsf、鋭く、爪でひっかくように。アクセントとの違い。
3楽章(弱音は響きと音色につきる。深い音、深い音。悲痛な怨恨の叫びは、ありったけ叫ぶ、ホロコーストの音楽と知らない人にも分かるくらいに悲痛に弾く。非常識な音で良い。2千万の死者の声を表現。)
・練習番号142 vl、Gisで入るメロディー、ちょっとものたりない、太い音でありったけのパワーで。
4楽章
・前回の練習で冒頭の息の長いアッチェレランドが若干上がりにくかった。弦楽器、全部の音をしっかり弾きすぎると前に行かないので、ルスラントリュドミーラ序曲の曲芸的な弾き方のイメージ。
・練習番号134の2小節前、金管群が1度の和音で解決するその小節から、オーケストラ全員最後のフルパワーで、120%超える音。あとはやけっぱち。政権を馬鹿にすることに成功したショスタコの本心の中の本心。
・上記続き。抵抗・反骨の罵詈雑言。かくして作曲者は本当の意味で勝利する。人類史の偉人、ショスタコーヴィッチの真骨頂。
・終わり3小節前、ティンパニ、ritがあともう一息の時があるので指揮に注視して頂く。
・最後の音、全員ダメ押しで最後8分、4分、全力で強調する。バーカ!と全力で叫ぶ感じ。
ペールギュント
・朝 音色に気をつける。ffでもキツすぎない。
・オーセ f、ff遠慮せずにロシア音楽のような太い音
・アニトラの踊り 冒頭などのppの入り、弦楽器やわらかく入る、発音のハッキリしない入り方でソローッと入る。
・魔の山 各楽器不気味さを最大限出す。 あえて途中まで今回テンポをあげないのでそれを徹底する。 テンポが上がってからはもっとオケ全体を鳴らす、はっちゃける。
・帰郷(嵐、終わりから1曲前) sfを書いてある通り逃さずにやる。

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