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平林 遼 指揮者
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2018年9月10日月曜日

シューベルト 序曲 ロザムンデ 西池袋管弦楽団 第19回 定期演奏会 Schubert Rosamunde Overture


御礼 第19回西池袋管弦楽団、定期演奏会に演奏で参加された皆様へ

第19回西池袋管弦楽団、定期演奏会ご参加された皆様、
皆様、2日前はお疲れ様でした。
とりあえず、6月からの約3か月、本当にありがとうございました。
とても良い本番を、お陰で創ることが出来たと感じています。
以下から、とりとめのない長文になりますので、読む気ある人だけで大丈夫です。
とりあえず以上御礼まで、本当にありがとうございました。
シューベルトは松本ゆり子先生も仰っておられましたが、とても良かったと思います。
指揮はめちゃくちゃでしたが、曲の理念を体現するのが指揮だと私は思いこんでおりますので、予定通りでした。
予想外だったのは、皆様の実際に出して頂いた音のクオリティーです、感謝。
ふざけた曲はふざけた音(指揮)で、病的な曲は病的な音で、祈るような曲は祈るように、この世の終わりみたいな曲はそういう風に、芸術は爆発だ的な曲はそのように、
曲の持っている本質=全体像=理念のようなものを、如何に表現するか、というのが演奏行
為なのかと思っています。
官能的な曲はそのように、色彩的な曲はそのように、冷たく機械的な曲はそのようにです。
そうした芸術の本質に立ち入るには、基礎力がないと話の前提に立てません。
私が西池オケに抱いている印象は、前回のショスタコから変わりなく、もっとやったらいい、上を目指したらいい、というのが本音です。
集客も満席にすべき演奏結果ですし、これくらいの基礎力とポテンシャルがあれば、予習をしっかりするところから、メンバー同士で細かいポイントを指摘し合って高め合うところから、やれるところは沢山あると思います。
せっかく時間やお金を割く以上、更に音楽の恍惚を感じられるように、土台のところがますます強化されていくのではないかと思っています。 18回のショスタコも結果良かったと思いますが、一昨日の演奏は、比較にならないくらい、レヴェルアップしていたと感じました。
勿論、助っ人の力は大きかったかもしれませんが、それだけでもありません。
連続で関わらさせて頂いたことは、吉と出たのではないかと、私自身も喜ばしく、感謝の思いでした。
モーツァルトは打ち上げでも述べましたが、ピリオド奏法が現在の主流であり、カラヤン、バースタイン、フルトヴェングラー、ベーム等の演奏は、それはそれで古き良き時代の演奏、といったところです。ただ、現在の演奏家、特にある程度若い世代で、ああしたやり方ではもうやりません。
だからと言って、いざ本格的にそれを実践するとなると、保守的な態度も多く健在です。
攻めて攻めて攻めまくって、皆さんには技術的に大変なところがお有りだったかと思いますが、そもそも本番一昨日のように持って行けないシチュエーションでは、僕もテンポを落として最初から望んでいます。
ショスタコから、テンポを妥協しないで臨めるオケだと知っていましたので、一昨日のように形になることは完全に予測済みでした。それにしても、いろいろとすみませんでした 笑
おそらく、ここ数十年の演奏史を見ていますと、古典派の演奏などに関しては、昨日のようなやり方は、ほぼほぼスタンダードで主流に既になっている訳ですから、時代が進めば、よりそういう風に捉えられるようになってくる問題かと思います。
モーツァルトの40番に関しては、ルイージという指揮者が、深くて恐ろしい曲なので、何十年も振らないようにしていた、と言っていました。
確かにそれくらい、beyond description(スペル合ってるかな)、言葉では言い表せない領域を抱えている曲です。
その曲に関しての私なりの回答は、あのような形でした。 実際に音にして頂いた皆様の力に感動すると同時に、感謝しております。
シューマンも予想以上に上手く行きました。これが一番意外だったかな。
モーツァルトと並べると、やや渋い趣のある作曲家なので、快演を目指すのが難しい、と思っていました。
思いのほか決まったようで、1楽章、4楽章など練習より大幅に質が上回っていたと思います。
5楽章も、最後テンポの推移、ばっちし決まりました。Bravi!でした。
元気良すぎで振っていた私ではなく、皆様の実際楽器で音に出してもらっている分の力が、特に大きかったように思いました。本当にありがとうございました。
ということで、打ち上げで述べましたが、11月17日からブラ1の演奏会に引き続きご参加の方は、 無理なく、少しずつ予習を重ねて下さい。
パート譜を見ながら様々音源を聴くこと、オケスコアを見ながら聴くこと、 楽器はスポーツと同じで、1週間以上さぼると一気に退化しますので、 少しでもいいから、楽器を触る習慣を続けることなどを、それぞれのペースでやって頂ければと思います。
音程、強弱、アーティキュレーション、フレージング、作曲家や曲ごとの特性、和声、テンポ感、アンサンブル、様式感、音色などなど、考えるべきこと、楽器を弾く吹く際に処理すべき項目は沢山あります。
プロ・アマ関係なく、今の自分の環境や許される時間でベストを尽くすことで、かえって本番の充実として、何倍かに返ってくるものなのかもしれません。
勿論割ける時間には個人差がありますので、やれる人が率先して取り組むことで、団をチームワークで底上げし、発展させて行って頂ければと思います。
コリオラン序曲、シューベルトの未完成は、テンポ感や音のクオリティーは、今回のロザムンデや40番のように、割と発想はピリオド寄りです。ただ、今回ほど技術的には大変ではありません。
未完成は音楽的に相当深いので、音色の追求などが特に問題ですが、弾くのは子供のオケでも音は出せます。
ブラ1は、ピリオド奏法はあまり関係なく、オケの響きが耐えられる程度において、たっぷりやりたいと思います。テンポ感も、古楽系の人達のように速くやらない予定です。
オケの響きが出ないと、テンポも遅いのに耐えられませんので、実際音を出してみて、というところもありますが、ロマン派音楽は、ロマン派的にやりたいと思います。
カラヤンの演奏は良いと思います。チェリビダッケは遅すぎますが、同じく良いですね。
コリオラン、未完成は、引き続き、アーノンクール・ノリントンを始めとしたピリオド系が参考音源と言えると思います。
それでは、長文にお付き合い頂いた方は、ありがとうございました。
次回お会い出来る方は11月中旬から、また別の様々なオケなどでお会いする方も少なくないと思います。今後ともよろしくお願い致します。
素敵な演奏、本当にありがとうございました。
平林 遼