プロフィール

平林 遼 指揮者
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2023年3月3日金曜日

Ray Philharmonic Orchestra

関東ではオーケストラ・ラム・スールで監督・常任をさせていただいておりますが、

神戸アンサンブルソロイスツさんとの素敵なご縁で2回の演奏会をさせていただいた関西でも、
レイ・フィルハーモニック・オーケストラで監督・常任としてメンバーの皆さんと音楽させていただきます。

どちらの団体もプロフェッショナル・アマチュア奏者共に参加され、「良いもの創ろう」という志の元、活動し(てい)ます。
私のリハや演奏会を共にしていただいた方はご存じかもしれませんが、

私は「アマチュアだから この程度が限界だろう。皆さん、そこそこですが、テンポ的にも従来の音楽的な意図ではありませんが、これで十分です。(^O^) 音楽的には音色や音程、とにかくいろいろ理想と違いまくるんだけど、仕方ありません。まぁまぁのクオリティで適度にやりましょう。ふぅ・・・。」などとアマチュア奏者の方との音楽造りを見縊ったことなど かつてありません。(※テンポのことに限らず)

またプロフェッショナルだからといって、音楽に対して悪い意味でルーティンになってしまったり、食い扶持を得るための単なるlaborとしてしまっては、ならないと、自分自身に対して戒めないといけません。

また更に、関東では上記ラム・スール、レイ・フィルの他に、新たに小ぶりの編成で古典派寄りのレパートリーに挑戦する新鋭の団体「Orchestra Fudanmentals」が立ち上がります。
こちらのオケのコンセプトは当時の演奏様式で古め(バロック、古典、初期ロマン派)の音楽にアプローチすることです。

これら3団体で集って頂いている(今後集っていただける)皆さんは、プロ・アマ問わず、純粋に音楽を愛し、好きな気持ちがあり、「良い音楽をしよう」という思いの元、感動的な時間を共に出来る私の大事な音楽仲間です。
これら3団体をよろしくお願いします、というところですが、まずは今回はレイ・フィル!お見知りおきください<(_ _)>

2023年1月20日金曜日

プログラミング

僕は尊敬する2人の音楽家から、プログラミングの何たるかを勝手に勉強しました。

2人から直接教わった訳ではなく、彼らが組むプログラムから「はぁ・・・」とか「うわぁ・・・!」とか思いながら勝手に学んでいったのです。
(ちなみに、その二人のプログラミングの実力は私より歴然と上です。その二人の下くらには位置したいと思って、日々、プログラミングの段位を上げるべく思索しています)。
当然、現実には編成の問題や予算の都合、もしくは曲の難易度の問題がありますから、常に創意工夫を凝らしたハイセンスなプログラムが思う通りに組めるとは限りません。
が、与えられた条件の中で、千利休に「オツだねぇ」と言われるような、紫式部に「これが令和ですの」と言われるようなオシャレ且つ異常な(平凡でない)プログラムを組まねばと思っております。
私料理はほとんどしませんが、シェフのコースの組み方と完全に同じです。
いきなり牛丼出されても困るし、いきなりハイカロリーなパフェ出されても困るし、全体の組み合わせがめちゃくちゃでも困る。
プログラミングに自分の全てが露呈してしまうと思って、というと大げさですが、それ以上に、聴衆に良いコース料理を素敵な順番で届けたい、と常に感じます。
オシャレなレストランってお皿とか内装にもこだわるじゃないですか。
詩集の装丁って大事でしょ。 演奏が良ければそれで完結するわけではなくて、やはり提供する順番とか組み方に、自分自身が良くも悪くも出てしまう。
クラシックのプログラムには「絶対にそれは無い」という組み合わせが山のようにあるかと思えば「無いと思ってたけど、これは裏返ってオシャレだな」というのもあれば、「誰も気づいてないけど深い繋がりが実はある」とかいろいろですが、
要するにテーブルに並べたときに皆がシビれるかどうかだよ。
オスカー・ワイルドに「ナイス」と言わしめるような選曲をしていけるようにプログラミング修行を続けます。

2022年11月9日水曜日

【奇跡】

敬愛・偏愛し続けてきた松岡正剛先生にお会いさせていただき、3時間に渡りお話いただきました。

セイゴウ先生が私のYouTubeをご覧になったとのことでしたが、青天の霹靂でした。人生は本当に不思議です。

感動し通しでしたが、道を極め続てきた人の生き様が、存在・佇まい全てから伝わってきて、魂が震えました。

とにかく優しかった…。泣。

私にとってはどれだけの奇跡的な出来事だったかというと、言葉を尽くせません。