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平林 遼 指揮者
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2020年6月19日金曜日

【Jazzのコード理論・Sibelius活用・Cubaseの使い方】

大変有難いことに、Jazzのコード理論と、楽譜作成ソフトSibeliusの使い方と、打ち込みソフトCubaseの使い方を、このところレッスン頂いている。(堀田先生ありがとうございます<(_ _)>)
ほとんど大体、初心者である。
そして課題も出して頂いているので、何年振りかで宿題の締め切りがある生活。
1つ目の課題は「酒と薔薇の日々」を伴奏付けしたものをSibeliusで譜面作成。(この時にコードというものに始めて向き合った。まだ頭で和声記号とコードはリンクしていない・・・)
和声の課題と違ってケチョンケチョンにならないのは、そもそもコードというもの概念と起源によるものだと知って、大変腑に落ちたのであった。(三和音の構成音がそのままガチャッとスライドしても、それはかえってPOPSらしい響きになるとのこと。勉強になる。)
2つ目の課題は第9の旋律をリハーモナイズする課題。
トニックはⅠⅢⅥ、サブドミナントはⅡⅣということは私でも知っている訳だが、Jazzでは(?)自由に置き換えて良いらしい。
ほぉっ!ⅠとⅥ、ⅡとⅣはまだしもⅢ使っていいんですか!というのは意外でした。(ということで、Sibelius清書ではいきなりⅢを使ってみた。一つ一つ勉強です。)
ということで、
Sibeliusで打ち込み→和声分析→リハーモナイズ→コードに置き換える→最後にSibeliusにリハーモナイズしたコードを打ち込み。
そして余裕があったらCubaseで第九の音源を今日明日作ってみよう、と思っています。
ところでこの旋律って、後半6度調のドミナントと4度調のドミナント使っていて、オシャレなんですね。
ベートーヴェン御洒落~。
改めて分析してみると、和声的な構成も、黄金比の様にやはり美しいですよね。
そして、JAZZ(POPS)のコード理論、映画音楽等の商業音楽に触れてみると、海外に出て日本のことがよく分かるが如く、クラシックのことがよく分かる気がします。
つまり、音楽史的な流れで見ると、隆盛をそうしたポピュラー音楽シーンに譲っている「クラシック」(現代のそれはコンテンポラリーミュージック)の現在と昔というか、音楽それ自体を見つめ直せている気分になります。